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水害のメカニズム

最終更新日:2024年8月19日

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災害には必ず原因があります。
例えば火災が起きるには、

  1. 燃えるもの
  2. 発火点以上の温度
  3. 酸素

の3つがそろう必要があります。
では、水害が起きる時には、どのような要因がはたらいているのでしょうか?

答は、ズバリ下の絵に書かれた5つです。

水害のメカニズム

(1)雨

一時に大量に降れば、それだけで川の水位は上がります。
特に六甲山の南側(表側)では、湿った風が山にぶつかることで一時的に大きい雨が降りやすいという特徴があります。

(2)地質

地質にも、石のように固いところと砂のように柔らかいところがあります。
当然、地質の状態により、雨が降った時の様子が違ってきます。
特に六甲山は花崗岩でもろく崩れやすいので、土砂崩れや地すべりが起きやすい地質です。
さらに、崩れた土砂が川に流れ込めば川をせき止めるなどして、状況をさらに悪化させていくこともあります。

(3)都市化

地表がアスファルトやコンクリートになると、雨は地面にしみこむことなく、直接、道路側溝(みぞ)や川に流れ込みます。
水がしみこむ時間がない分、川の水位は急に上がりやすいと言えます。

(4)川の勾配(かたむき)

神戸市の、特に六甲山の南側(表側)では背後にすぐ山があるため、川の数が多く、長さが短く、流れが急という特徴があります。

(5)あふれた水

ふつう、道路や家屋に降った雨は、道路側溝や下水道(雨水幹線)を通じて川や海に流れていきます。
しかし、ある程度以上に雨が降ると、一杯になった道路側溝や下水道(雨水幹線)からあふれた水が地盤の低いところや地下室などに流れ込むことになります。

参考雨の強さの目安

雨が降り出したら、どのくらいの強さかを観察することが大切です。
大体の目安は、以下のようになります。

雨の強さの目安

 

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建設局河川課