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当時の最新技術を詰め込んだ北神線車両。
1988年4月2日に開業した、北神線の車両です。
西神・山手線の電車の規格に準じて製造されており、窓配置や編成の構成も同じように設計されています。
寸法や性能、運転関係の機器配置は神戸市交通局の1000形に準じつつ、走行電力量の節減、雨天時の空転・滑走の防止、保守作業量の軽減など、これまでの鉄道車両の懸案事項を解決すべく、当時は最先端技術であったGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御が導入されました。
主電動機は自己通風式の三相誘導電動機で、制御器1台で4台の電動機を制御可能です。
※2015年度(平成27年度)~2018年度(平成30年度)にはGTOサイリスタ素子の製造中止により、制御装置をフルSiCVVVF制御装置に更新するとともに主電動機を全閉自冷式・三相誘導電動機に更新して、さらなる省エネ、省メンテナンス化を図りました。
項目 |
諸元 |
備考 |
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車体 (構体) |
耐食アルミニウム合金製 |
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軌間 |
1,435mm |
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電気方式 |
DC1,500V 架空線式 |
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編成 |
西神中央寄 |
谷上寄 |
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形式 |
7050 |
7500 |
7600 |
7550 (T1) |
7510 (M3) |
7150 (Tc2) |
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定員 |
129人 |
141人 |
142人 |
142人 |
141人 (56人) |
129人 (48人) |
()内は着座定員 |
主要運転性能 |
最大加速度:3.3km/h/s |
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最大寸法 |
長さ:19,000mm,幅:2,800mm,高さ:4,085mm (Tc1,M2,T1,Tc2) 長さ:19,000mm,幅:2,800mm,高さ:4,090mm (M1,M3) |
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運用期間 | 1988年4月2日~2023年8月17日 | ^ |
貫通扉の位置を中心よりずらすことで運転台を広く取る設計となっており、主幹制御器、計器、表示灯、機器監視表示盤などを扱いやすく、見やすい配置にしております。
ベル、ブザー類を1カ所に収納するなど、その他の機器の取り付けにも工夫をこらし、側面までまわり込んだ大型くもり止めガラスとともにすっきりした構造の運転室となっています。
操縦装置は2ハンドルタイプで、左のレバーを手前に引けば力行、右のレバーを奥に押し込めばブレーキがかかります。内装は、木目調を採用し、温かみのある雰囲気を演出しています。