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最終更新日:2024年9月6日
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神戸市は、1972年1月に消防航空隊を発足させ、増機・組織改編などを行ってきました。
一方、兵庫県は1996年10月に県下消防本部から救助隊員の派遣を受けて、兵庫県消防防災航空隊が発足しました。
災害の広域化・大規模化に伴い迅速な対応が求められるなか、2004年4月より全国で初めて県・市共同運航を開始し、神戸市及び兵庫県が保有するヘリコプター3機を一体的に運用することにより365日2機稼動を基本とする体制を実現させ、現在に至っています。
神戸市消防局及び兵庫県は、3機のヘリを運航しており、点検時期をずらして365日2機稼働を基本とする体制をとっています。
運用期間 :2015年1月から現在
総飛行時間:2,076時間(2024年9月)
神戸市と兵庫県が共同で導入した初めての機体です。赤を基調に機体両サイドには神戸市消防局救助隊のシンボルである“イーグル”が描かれています。
新たな機能としては、映像電送用のカメラがハイビジョン対応になり、カメラのズーム機能が旧タイプの22倍から170倍(可視画像デジタルズーム含む)にアップしています。赤外線映像も白黒映像のみでしたが、カラーバリエーションで表現力が増しています。
また、高出力の外部スピーカーを装備し、こちらは、旧タイプの出力400ワットから1,200ワットにアップしています。さらに、機体前方下部には格納可能型のサーチ&ランディングライトも装備されています。
運用期間 :2007年3月から現在
総飛行時間:3,982時間(2024年9月)
ローターブレード、エンジン、操縦システム等、最新の設計によりキャビンスペースの拡大と最大全備重量が増加しています。計器盤は従来の機械式アナログ表示から液晶ディスプレイによるデジタル表示になっています。
運用期間 :1972年1月から1985年10月
総飛行時間:3,084時間45分
コンパクトで高い運動性を備えた機体です。神戸市消防局は、この機体に独自に開発した空中消火ノズルを装備するなど、ヘリコプターによる空中消火の可能性を研究しました。
現在、この機体はポートアイランドの神戸市立青少年科学館に展示保存されています。皆さんも是非一度ご覧になって下さい。
運用期間 :1985年3月から2007年6月
総飛行時間:4,536時間25分
KOBE-2よりさらに出力アップしたエンジンを装備し、胴体を大型化することであらゆる任務に対応が可能となりました。同型機は多くの消防防災航空隊に採用されてきましたが、この機体を日本でいち早く導入したのが神戸市消防局です。3号機は垂直写真窓やサーチライトが装備できるように改修されていました。
運用期間 :1994年12月から2014年12月
総飛行時間:4,705時間20分
3号機と同型機ながら、より充実した航法計器や救急ヘリとしてのエアコンディショニング装置、ヘリコプター画像伝送装置等を装備し、現在の消防ヘリに求められているさまざまな任務に対応できるような改修が施されました。
運用期間 :1988年8月から2006年8月
総飛行時間:4,943時間00分
神戸市3号機及び4号機と同型機である「ひょうご」は、共同運航を実施する上で運航方式の共通化や整備支援資機材の互換性等のメリットが多い機体でした。同型機としては飛行時間も多く、18年間兵庫県を空から守ってきました。