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神戸市における医療安全に関する体制

最終更新日:2024年9月13日

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神戸市では、医療法第6条の13第1項の規定に基づき、患者・家族等からの医療に関する相談等に対応するための「医療安全相談窓口」及び当該相談窓口の対応状況等を協議するための「医療安全推進協議会」を設け、相談体制の充実を図っています。
また、医療機関向けの「医療安全に係る研修会」を開催しています。

1.医療安全相談窓口

(1)設置年月日:2003年10月1日
(2)目的:
 ①医療に関する患者・家族等の苦情・心配や相談に迅速に対応する体制の整備により、医療の安全と信頼を高める。
 ②医療機関に患者の相談等の情報を提供することを通じて、医療機関における患者サービスの向上を図る。
(3)相談時間:平日の9時30分~12時00分・13時00分~16時30分
(4)相談方法:電話、面接、文書等による相談
(5)電話:078-322-6794
(6)FAX:078-322-5839
(7)所在地:
   神戸市中央区加納町6-5-1神戸市役所1号館20階
   神戸市保健所医務薬務課内
(8)業務
 ア)患者・家族等からの相談や苦情等及び医療機関からの相談等への対応
 イ)患者・家族等からの相談等に関係する機関、団体との連絡調整
 ウ)相談事例の収集、分析及び市民など関係者への情報提供
 エ)医療安全施策の普及、啓発(医療機関に対する情報提供や指導、助言を含む)
 オ)相談職員に対する研修の実施
 

2.医療安全推進協議会

(1)目的:
「医療安全相談窓口」の相談件数の傾向・推移を報告するとともに、個別の相談内容・本市の対応状況について、市民、学識経験者、医療関係者からご意見をいただくことにより、相談体制の充実を図る。
(2)委員:委員数10名/医療サービス利用者、医療関係者、弁護士等学識経験者から選出
(3)協議会の開催:年1回程度

第20回医療安全推進協議会

日時:2023年12月21日(木曜)13時30分から15時00分
開催方法:対面方式
 

第19回医療安全推進協議会

日時:2022年12月2日(金曜)13時30分から15時00分

開催方法:Web会議

第18回医療安全推進協議会

日時:2021年11月26日(金曜)13時30分から15時00分
開催方法:Web会議

3.医療安全に係る医療機関向け研修会

神戸市内の病院・診療所・薬局の医療従事者を対象に、主に次の内容について年に1回程度研修会を開催しています。
・医療安全に関する制度
・医療安全のための組織的な取組
・事故分析・評価・対策
・医療事故発生時の対応
・コミュニケーション能力の向上
・職員の教育研修
・意識の向上
     等

 
  • 2024年度の研修会は現在準備中です
 

2023年度

日時:2024年2月15日(木曜)13時30分から15時30分
開催方法:ZoomによるWeb開催
講演:「医師からのインシデントレポートを考える」
講師:神戸市立西神戸医療センター 外科・消化器外科部長 医療安全推進室室長
   伊丹 淳 先生
ー概要ー
人は誰でも間違えることを前提に、ヒヤリハット事例についてインシデントレポート提出の意義を説明。決して個人を責める始末書や反省文でなく組織的な改善が可能となる。特に医師からの報告が透明性の目安。西神戸医療センターの医師のインシデントレポート提出を促す取組み、医療事故制度、医療安全の基本的な10の要点等、クイズを交えながらご講演頂いた。

2022年度

日時:2023年2月1日(水曜)13時30分から15時30分
開催方法:ZoomによるWeb開催
講演:「医療事故から学ぶ医療の質改善のポイント」
講師:社会医療法人 生長会 クオリティ・マネジメント本部部長
   楠本 茂雅 先生
ー概要ー
医療現場で起こり得る身近な事例をもとに、患者さんの安全に寄与する内容をわかりやすく説明頂いた。薬剤に関する事例や処置の際に起こった事例など、実際の事例をもとに、インシデントやアクシデントが起こった背景因子及びその改善ポイントについて講演頂いた。

2021年度

日時:2022年2月10日(木曜)13時30分から15時30分
開催方法:ZoomによるWeb開催
講演:「原因分析の実際の方法(ImSAFER)」
講師:公益財団法人日本医療機能評価機構 統括調整役
   栗原 博之 先生
ー概要ー
ImSAFER(アイエム セーファー)とは医療現場で発生するインシデント・アクシデント事象に対して行う体系的なヒューマンエラー分析思考手順である。原因を分析するためには事実を正確に把握することが最も重要であるとされ、事実を正しく理解するために事象を時系列で図にしていく手法を解説して頂いた。

講師が実際に分析された事例を通して、ImSAFERによる原因分析方法を紹介して頂いた。

お問い合わせ先

健康局保健所医務薬務課