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最終更新日:2019年11月1日
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神戸こうべワインの歴史れきしは、1971年ねん(昭和しょうわ46年)に当時とうじの宮崎辰雄市長みやざきたつおしちょうの発案はつあんからはじまりました。
それ以来いらい、ワインを作つくるための、調査ちょうさや研究けんきゅうが重かさねられました。
1979年(昭和54年)4月がつ、西区にしく押部谷町おしべだにちょうに、ヨーロッパ系けいのぶどうが植うえられます。
神戸のワインづくりは、第だい1歩ぽをふみ出だしました。
1980年(昭和55年)から、ワインの試験醸造しけんじょうぞうをはじめ、1984年(昭和59年)10月の神戸ワイナリー(農業公園のうぎょうこうえん)の開園かいえんと当時とうじに、神戸ワイン第1号ごうが発売はつばいされました。
現在げんざいでは、西区平野ひらの町と北区大沢町おおぞうちょうの39ヘクタールの土地とちでワインが作つくられています。
神戸という地域ちいきに根付ねづいた、ぶどう畑ばたけからできる神戸ワインは、毎日畑を管理かんりし、つねに目めを向むけている農家のうかの人ひとたちの努力どりょくによって成なり立たっています。
さらに、神戸ワインの製造せいぞうは、神戸市しの農業のうぎょう全体ぜんたいを発展はってんさせ、神戸ビーフなどの神戸ブランドを育そだてる役割やくわりも担になっています。
神戸が開港かいこうされて以来、たくさんの外国人がいこくじんが神戸を訪おとずれたり、住すんだりしました。
この時、神戸で食たべた味あじのよい牛肉ぎゅうにくが外国人の間あいだで評判ひょうばんになり、「神戸ビーフ」として世界中せかいじゅうに知しられるようになりました。
神戸ビーフが、やわらかく、まろやかで美味おいしいのは、筋肉きんにくの間あいだにしぼうが細こまかく入はいりこんでいる「しもふり」とよばれる状態じょうたいになっているためです。
神戸ビーフとなる牛うしは、兵庫県内ひょうごけんないで生うまれた「但馬牛たじまぎゅう」です。
但馬牛は、すでに8世紀せいきごろから飼育しいくされていたという記録きろくがあるほど歴史れきしがあり、県内けんないの各地かくちで飼かわれています。
牧草ぼくそうやワラのほかに、麦むぎなどの穀物こくもつもたくさんあたえて、体重たいじゅうが600キログラムから700キログラムになったら出荷しゅっかします。
肉は品質検査ひんしつけんさを受うけて、一定いっていの基準きじゅんに達たっしたものだけが、はじめて「神戸ビーフ」として認みとめられます。
神戸ビーフは、「神戸肉流通推進協議会こうべにくりゅうつうすいしんきょうぎかい」という団体だんたいの指定していを受けた、小売店こうりてんやレストランで売うられています。