感染症部では細菌やウイルスに関する試験検査・調査研究を行っています。
詳細は「
神戸市健康科学研究所報(PDF:3,246KB)」、「
発表論文一覧(PDF:284KB)」をご覧ください。
行政検査
細菌検査のようす
神戸市保健所が収去した食品や神戸市内のプール・公衆浴場などの衛生状態を確認するため、細菌の検査を行っています。検査で問題が見つかれば、保健所から食品の回収や行政指導が行われます。
病原体サーベイランス
ウイルス検査のようす
患者に由来する検体から病原体の動向を監視する「病原体サーベイランス」を実施しています。サーベイランスを行うことで感染症の発生状況や検出された細菌・ウイルスの性状(病原性など)の把握に役立っています。
神戸市感染症統合情報システム
検査業務管理
検査の信頼性確保を目的として、機器の点検や精度管理を行っています。
・収去検査に使用する分析機器などの日常及び定期の保守点検
・食品薬品安全センターが実施する外部精度管理調査の受け入れ及び内部精度管理
・病原体サーベイランス検査の精度管理
食中毒や感染症発生時の検査対応
病原体の遺伝子解析のようす
神戸市内で発生した食中毒や感染症の原因となった細菌やウイルスの試験検査を行っています。
さらに、それらの関連性や原因究明、予防につなげるための遺伝子等の解析も行っています。
新型コロナウイルスの変異株の調査(ゲノム解析)
新型コロナウイルスの変異株の監視および地域内の感染状況の把握のため、ウイルス遺伝子の全ての配列を解析しています。
神戸市では約2週間ごとに、オミクロン株の亜系統を含めゲノム解析状況を公表しています。
新型コロナウイルスの変異株に関する情報
多量の遺伝子配列を解析する機器(次世代シーケンサー)
ゲノム解析までの流れ