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垂水消防署 垂水消防団

最終更新日:2024年10月28日

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 2024年10月27日 令和6年度垂水消防団特別研修訓練 ~震災30年 震災対応力の維持・向上を目指して~ 

概要

神戸市垂水消防団は、明石海峡大橋のたもとに広がる風光明媚な街「神戸市垂水区」を管轄しています。

団員定数は170人、1本団9分団で構成されています。

スローガンは、地域とともに防災力の強化を目指して

写真:国の重要文化財「移情閣」での訓練の様子
国の重要文化財「移情閣」での訓練


分団の管轄区域

分団名 管轄区域
下畑分団 下畑町,桃山台,塩屋北町,朝谷町,松風台1丁目,清玄町
塩屋分団 塩屋町,塩屋台,松風台2丁目,東垂水町字高丸の一部
東高丸分団 青山台,美山台,東垂水町字高丸の一部,城が山,泉が丘,乙木,東垂水,王居殿
東垂水分団 山手,中道,坂上,川原,平磯
西垂水分団

潮見が丘1丁目,千鳥が丘,向陽,福田,大町,野田通,馬場通,日向,瑞穂通,清水通,御霊町,旭が丘,高丸,瑞が丘,上高丸,陸ノ町,神田町,千代が丘,天の下町,宮本町,星が丘,仲田,星陵台,霞ケ丘,五色山,歌敷山,海岸通

名谷分団 名谷町,神和台,つつじが丘,小束山
舞子分団 舞子陵,舞子坂,舞子台,東舞子町,西舞子,北舞子,狩口台
多聞分団 潮見が丘2丁目,南多聞台,清水が丘,多聞台,学が丘,西脇,本多聞
垂水北分団 神陵台,多聞町,小束山本町,小束台,舞多聞東,舞多聞西,小束山手,西脇,本多聞

下線の区域は、当分の間、垂水北分団から多聞分団への通常応援区域。

沿革

年表
1928年 「明石郡垂水町垂水消防組」発足
1939年 警防団令公布により「明石郡垂水町垂水警防団」に改名
1947年 消防団令公布により「垂水消防団」に改名
1974年 神戸市西神消防署の開設に伴い、組織改編
1982年 神戸市垂水区が「垂水区」と「西区」に分区され、組織改編
2015年 「垂水北分団」を新設

写真:昭和初期の明石郡垂水垂水消防組
昭和初期の明石郡垂水町垂水消防組


写真:昭和42年ごろの垂水消防団の車両
1967年ごろの垂水消防団車両


写真:昭和55年ごろの垂水消防団車両
1980年ごろの垂水消防団車両


写真:現在の消防団車両
現在の垂水消防団車両


活動紹介

2024年度垂水消防団特別研修訓練 ~震災30年 震災対応力の維持・向上を目指して~ 

阪神淡路大震災では、多くの水道管が破損し消火栓が使用できず、火災が延焼拡大し大きな被害となりました。
震災から30年目をむかえるにあたり、垂水消防団が震災対応力の維持・向上を図ることを目的として、垂水消防団特別研修訓練を2024年10月27日(日曜日)に名谷あじさい公園で実施しました。
開会式1
開会式2
この訓練には垂水消防団長以下132名が参加し、次の4つの訓練を実施しました。
(1)河川を使用した放水訓練
  震災時などの消火栓(水道管)が使用できないときでも放水・消火活動をスムーズに行えるよう、普段は行わない河川を使用した放水訓練を実施しました。今回は特に水深の浅い河川でも放水可能な資機材を活用し、放水が困難な状況となっても対応できる技術の維持・向上を図りました。

河川を使用した放水訓練(ポンプ)
河川を使用した放水のポンプ設定状況

河川を使用した放水訓練(放水)
河川を使用した放水状況

(2)水防工法
  河川の氾濫や道路が冠水した際には、適切に土のうを積むことで、災害発生や被害拡大を防ぎます。
  今回の訓練では、杭が打てないアスファルト等の上に堤を作成する「改良積土のう工2」という積み方の習熟訓練を実施しました。
水防工法

(3)無線取扱い訓練
  災害現場では、安全に活動するために声が届かない距離でも連携して活動を行う必要があります。声が届かない距離での連携を行うために、消防団には携帯型無線機が配布されています。
  今回の訓練では、携帯型無線機の効果的な使用方法の習熟訓練を実施しました。
無線取扱い1 無線取扱い2

(4)規律訓練
  災害現場は、常に危険と隣り合わせです。その中で安全に活動するためには、常に集中しながら周囲に注意を払い、指揮者の指示を正確に理解し行動する必要があります。規律訓練は、指揮者の指示を正確に聴き取り、理解して行動する訓練です。
  今回の訓練では、その中で集団での規律行動の習熟訓練を実施しました。
規律訓練1
規律訓練2

たるみっこまつり

2024年5月11日(土曜日)、兵庫県立舞子公園でたるみっこまつりが開催され、垂水消防団は防災ブースを出展しました。ブースでは、紙芝居「地震がおきたら」、心肺蘇生法やAED取扱いを行い、大人や子供約200名が参加され、楽しく学んでいただきました。
紙芝居
紙芝居を聞いている様子
心肺蘇生法
心肺蘇生法とAED取扱いを学んでいる子供

第15回神戸市消防団小型ポンプ操法大会優勝

開会式の様子
2022年11月13日(日曜日)、第15回神戸市消防団小型ポンプ操法大会が神戸市民防災総合センターで開催されました。

この大会には、神戸市内22の消防団が出場し、ポンプ操法の安全性、確実性、迅速性、団員の士気、規律、チームワークなどを競いました。
垂水消防団からは、垂水北分団が出場しました。
小型ポンプ操法の様子
開会式直後に降り出した雨は、やがて本降りとなり、垂水消防団が出場するころには、最悪のコンディションとなりました。
ぬかるみに足を取られ転倒者が続出する中、垂水消防団は日ごろの訓練通りにポンプ操法やり切りました。
小型ポンプ操法の様子2
垂水消防団は、出場消防団の中で唯一女性が出場してる消防団です。

優勝を喜ぶ垂水消防団員
結果、接戦を制し見事優勝しました。

垂水北分団は、この大会に向け本年6月から訓練を開始し、ほぼ毎週訓練を積み重ねました。
訓練には、垂水北分団のみならず他の分団も支援に駆けつけました。
今回の優勝は、垂水消防団一丸となって勝ち得た優勝です。

水防出動


写真:台風の大雨で高架下道路に溜まった水をポンプで排水する垂水消防団
台風の大雨で冠水した道路の水をポンプで排水する垂水消防団


地域イベント

防災紙芝居
紙芝居で子供たちに震災の教訓を伝える女性消防団員


市民消火用ポンプ点検

写真:住民にポンプの使い方を説明している様子
住民にポンプの使い方を説明する垂水消防団員


基礎教育

消防団員になると、必ず基礎教育を受けなければなりません。
この教育では、消防団員としての倫理や規律、水防工法、消防ポンプの取り扱いや放水の仕方などを学びます。


写真:倫理教育を受ける消防団員
消防団員の心得などを学ぶ消防団員

写真:規律訓練の様子
規律訓練の様子

写真:水防訓練の様子
水防訓練で土嚢を作成する消防団員

写真:消防ポンプの取扱い説明を受ける消防団員
消防ポンプの取扱い

指導技能認定講習

この講習は、地域住民に消火器、消防ポンプ、チェーンソーの使い方を指導する際の指導技法を習得するために開催しています。
講習を修了し、認定試験に合格すれば、垂水消防団指導技能指導者に認定されます。


写真:放水訓練
放水訓練


写真:実際に炎を出して消火器を使う消防団員
消火器講習では、消火器の構造、種類、能力のほか古い消火器の危険性などを学びます。
実技では、オイルパン上で灯油を燃やして消火器を使用します。
実際に炎を出すと、消火器の能力を体感でき訓練効果が上がります。


写真:小型動力ポンプの指導方法を学ぶ消防団員
小型動力ポンプ講習では、阪神淡路大震災の教訓を伝え、住民がポンプを使う必要性を訴えます。


写真:チェーンソーの指導方法を学ぶ消防団員
垂水区の一部の防災福祉コミュニティーにはチェーンソーが配置されています。
チェーンソーは使い方を誤ると、非常に危険です。適切な保護具と訓練の積み重ねが必要です。

お問い合わせ先

消防局垂水消防署消防防災課