スプレー缶のガス抜きで火災発生!
2023年1月16日、東京都港区・六本木で、スプレー缶のガス抜き作業が原因とみられる火災が発生し、3人が怪我をする事故が発生しました。2018年12月には、北海道札幌市でも、屋内でのスプレー缶ガス抜き作業が原因となる爆発事故が発生しています。
カセットボンベ・スプレー缶を、屋内で穴あけやガス抜きをすると、屋内にガスが充満し、火花等が原因で発火・爆発する可能性があります。
屋内でカセットボンベ・スプレー缶のガス抜きをしないでください!
神戸市では、カセットボンベ・スプレー缶をごみで出すときには、穴あけは不要です!
【カセットボンベ・スプレー缶による火災の様子(消防局実験動画)】
火災の実験動画(カセットボンベ・スプレー缶)(神戸市消防局ページ)
カセットボンベ・スプレー缶のごみ出しルール
カセットボンベ・スプレー缶の中身を出し切るには?
スプレー缶の中身の出し方
1. 製品を使い切ります。
2. 缶がカラになったか確認します。缶を振って「シャカシャカ」「チャプチャプ」などの音がすると、まだ中身が残っています。まずは使い切りましょう。
3. 音がしなくても、中身やガスが少量残っている場合があります。缶についている「ガス抜きキャップ」で出し切ります。中身が残って使い切れない場合も、ガス抜きキャップを使用して、中身やガスを出し切ります。
4. 風通しが良く、広く、火の気の無い屋外で、ガス抜きをします。風下に向かって、人などにかからないように、新聞紙などに吹き付けるなど、周囲に飛散しないように注意してください。
5. 中身やガスを出し切った後は、穴をあけずに、スプレー缶やカセットボンベだけ「中身の見える袋」に入れて、ごみで出します。「燃えないごみ」の指定袋には入れないでください。
【スプレー缶のガス抜きの一例】
※ガス抜きキャップの形状・使用方法は、商品によって異なります。商品に記載されている使用説明を必ずご確認ください。
※ガス抜きキャップがついていない場合には、シューッという音がしなくなるまで噴射ボタンなどを押し、中身とガスを出し切ります。缶に穴をあける必要はありません。
【スプレー缶の中身の出し方の詳細】
カセットボンベの中身の出し方
1. カセットボンベには、ガス抜きキャップは付いていません。カセットボンベを装着するカセットこんろ本体に、ガスが出やすくするような仕組み(ヒートパネル)が付いており、最後まで使い切ることができます。カセットこんろで調理や湯沸かしなどで使い切ってください。
2. 缶がカラになったか確認します。缶を振って「シャカシャカ」「チャプチャプ」などの音がすると、まだ中身が残っています。まずは使い切りましょう。
3. カセットこんろで使いきれない場合や、使用期限が切れている場合は、ガス抜きをしてください。
4. ガスを出し切った後は、穴をあけずに、カセットボンベやスプレー缶だけ「中身の見える袋」に入れて、ごみで出します。「燃えないごみ」の指定袋には入れないでください。
【カセットボンベのガス抜きについて】
製品によって取り扱いが異なる可能性があります。
詳細な処理方法は、製造元や販売元、日本ガス石油機器工業会カセットボンベお客様センター(電話:0120-14-9996)にお問い合わせください。
【カセットボンベのガス抜きの一例】
①必ず、屋外で、火の気のない、風通しのよい、広いところで、ガス抜きをします。ベランダや人通りの多い場所は避けます。
②赤いキャップを外します。
③ボンベの先端を下にして、ノズル(先端)をコンクリートなどの固い地面に押し付けると、ノズルが押されてガスが抜けます。
④ガスが抜け終わり、ボンベを振っても「シャカシャカ」と音がしないか確認します。
※使用期限(製造後約7年が目安)が切れたものは、ガス漏れを防ぐためのゴムの部品が劣化し、ガス漏れする可能性があるため、使用できません。変形やゆがみが生じているもの、ボンベ先端部分にサビが出ているもの、缶全体にサビが出ているものも、ガス漏れする可能性があるため、使用できません。ガス抜きしてから、ごみで出してください。
※未使用のもの、使いかけのもの、使用期限が切れているもの、サビが出ているものでも、上記の方法でガス抜きが可能です。
どうしても中身が使い切れないときは・・・
- どうしても中身が使い切れない場合や、ガス抜きができない場合には、商品に記載されている製造元や販売元にお問い合わせください。
- (家庭ごみの場合のみ)製造元や販売元のほかに、お住まいの区の環境局事業所へご相談いただくこともできます。お住いの区の環境局事業所(お問い合わせ先)