最終更新日:2023年10月23日
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胎盤とへその緒(臍帯)の中に含まれる血液のことです。
血液を造ることができる「造血幹細胞」は、人工的につくることができません。
さい帯血の中には、造血幹細胞がたくさん含まれています。
そのため、正常に血液を造れなくなる白血病や、血液中の赤血球・白血球・血小板が減少してしまう
再生不良性貧血など、重い血液の病気の治療に使われます。
採取されたさい帯血を冷凍保存し、移植の必要な患者さんに適合したさい帯血を移植病院に提供しています。全国に6つのさい帯血バンクがあります。
冷凍保存されたさい帯血の情報(細胞数・HLA・血液型等)は、日本赤十字社「造血幹細胞移植情報サービス」のホームページに登録・公開されます。
移植病院は、登録されたさい帯血から患者さんに適合するさい帯血を選び、移植治療を行っています。