WEBツールを利用した就職活動(求職者・学生の方)
WEB面接の流れ
一般的なWEB面接では
@面接ツールで接続 A接続状況等の確認後、面接開始 B終了といった流れで行われています。
@面接ツールで接続 面接時間が近くなったら、採用担当者が、応募者との接続をONにするので、応募者は事前に採用担当者から案内されたページにアクセス、または面接ツールを立ち上げて接続します。
この時点で接続できない・エラーが出る場合はすぐに採用担当者へ連絡を入れましょう
A接続状況等の確認後、面接開始
無事に接続出来たら、採用担当者へ音声が聴き取りやすいか、画面の表示に問題はないか等を確認します。
マスクをしている場合は、周囲に人がいないことを確認して外します。
自己紹介や質問など対面時と同様の面接を行います。
採用担当者の声が聴きとりづらかったり、画面が見づらい場合は、遠慮せず採用担当者に伝えましょう
B終了
質問等がなく、採用担当者に面接終了を伝えられたら、採用担当者がツールを切断するのを待ちます。
こちらが切断するのを待っている様子であれば、退席の旨を伝えて切断しましょう。
面接時に必要な道具・環境
WEB面接は、通常の面接とは違いパソコンなどの機器、通信環境、面接を行うためのスペースの確保といった事前の準備が非常に重要です。
面接中に問題が発生しないよう、しっかりと準備しておきましょう。
最近のノートパソコンにはカメラ、マイクが搭載されているものがほとんどですが、画質や集音機能が低いものもありますので、その場合は別途機器の購入が必要です。
@WEBカメラ
・画素数
数値が高いほど画質が良くなります。
200万画素(720P)以上推奨
・フレームレート
数値が高いほどスムーズな映像になります。
15fps 以上推奨
・フォーカス機能
自動・固定フォーカス推奨
Aヘッドセット(またはマイク・イヤホン)
パソコンに内蔵されているマイクでは、パソコンを操作をする際に音を拾ってしまう可能性があるため、外付けのマイク、またはヘッドセットを使用します。
マイクとイヤホンは別々でも問題ありませんが、イヤホンを両耳につけてしまうと、自分の声が聞こえづらくなるため、片耳用のヘッドセットをおすすめします。
@スマートフォンスタンド 目線が合う高さ、角度が調整できるタイプのスタンドをおすすめします。
Aマイク・イヤホン(またはヘッドセット) パソコン同様、内臓マイクも使用できますが、周囲の雑音等を拾ってしまう可能性があるため、できるだけヘッドセットを使用するようにしましょう。
常時動画でのやりとりになるため、パソコンの場合は有線LANを使用すると通信が途切れる心配はありませんが、スマートフォン等、WiFiしか利用できない場合は、安定した通信環境が必要です。
ツールによって推奨される通信速度は違いますが、例えばZoomの1対1でのビデオ通話ですと
■ 高品質ビデオ通話:600Kbps(アップロード/ダウンロード)
■ 720p ハイビジョンビデオ通話:1.2Mbps(アップロード/ダウンロード)
■ 1080p ハイビジョンビデオ通話:3.8 Mbps / 3.0 Mbps(アップロード/ダウンロード)
最低でも上記の速度が必要となります。
(Zoom公式 システム要件: https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362023)
面接を行う環境のネットワーク回線速度がどの程度であるか、WiFiだけでなく、有線環境であっても念のため事前に確認しておきましょう。
(Netflixインターネット回線速度テスト:https://fast.com/ja/)
Free-WiFiは使用しない
公共の場所や飲食店、コンビニなどで使用できるWiFiは大抵が通信速度が遅いため、WEB面接には適しません。なによりも不特定多数の人が使用している可能性があり、情報漏洩の危険などセキュリティ上問題があるため、自宅の回線やモバイルWiFiを使用することをお勧めします。
机とイスがあり、1人でいられて周囲が騒がしくない静かな部屋で行う必要があります。
最近ではレンタルオフィスやWEB面接に特化した鍵付き個室のインターネットカフェや、駅などに設置されたテレワーク用個室ボックスなどもあるので、自宅での面接が難しい人はこのようなレンタルサービスを使用すると良いかもしれません。
場所を決めたら、面接ツールを起動して、部屋の照明や窓からの光など明るさ、どこにカメラを設置するかを探しておきます。
WEB面接で必要な基礎知識、心得
自宅や個別スペースで行うため、相手方に訪問して行う対面面接よりも緊張は和らぎますが、面接の受け答えの準備以外にも、機材準備等、事前準備を行うことが非常に重要です。
WEB面接では対面式の面接と違い、コミュニケーション能力やみだしなみ以外にも、部屋の明るさの調整(画面に映った際に表情が伝わりやすいか)、静かな場所の選定(面接の音声以外の音が入らないか)、面接中に機械トラブルがあった際にすぐに対応できる一般的なITスキル等、様々な点が評価につながることがあります。
十分な下準備をしていれば、面接のやり取りにのみ集中できますので、しっかりと面接環境を整えて本番に臨みましょう。
面接が決まったら、採用担当者から事前にどんなツールを使用するか連絡がありますので、使用方法の確認や使用感を確かめることも大切です。
家族や友人が手伝ってくれる場合は実際に面接を行うつもりで接続し、画面にどのように映っているか、マイクが正常に音を拾えているか確認してもらいましょう。実際に何度か使用することで、本番の面接でツールの使用方法に気を取られず、面接だけに集中することができます。
また、もしも身近に手伝える人がいない場合は、テストミーティングやサウンドテストなどを使用して、必ず環境チェックを行いましょう。
とくにカメラは、パソコンやスマホを置く位置によって視線が大きく変わるので、どの位置においてどこを見れば採用担当者に良い印象を与えられるか、家族や友人に確認してもらうことをおすすめします。
実はしっかりとチェックされている背景
自宅でのWEB面接ではとくに気を付けなければならないのが背景です。自分では片づけられていると思っていても、採用担当者がどのような印象を持つかはわかりません。洋服や家電、ベッド等、生活用品が映らない場所(壁やクローゼットの前など)を選び、画面に余計なものが映っていないか事前チェックをしましょう。
どうしてもスペースが取れない場合、片づけを行ったうえで、バーチャル背景機能がある場合は白一色の背景を使用する方法もあります。
(端末によっては背景が使用できなかったり、適切に動作しない場合があります)
WEB面接をスムーズに進めるための事前準備
スマートフォンでのWEB面接中に電話がかかってきたり、パソコンでの面接中に通知音が響いてしまうと面接がストップしてしまう可能性があります。
絶対に面接の邪魔が入らないように徹底した準備をおこないましょう。
スマートフォンを使う場合は通知を一斉OFF、さらに機内モードにしてWiFiのみONにすることで、アプリや電話の通知を受信せず、ネットワーク接続が可能です。
パソコンの場合は、通知をOFFにするだけでなく、面接ツール以外は終了させておきましょう。
面接ツールは負荷がかかるため、パソコンのスペックが低かったり、多くのアプリケーションを開いていると、場合によっては面接ツールが強制終了してしまうかもしれません。
パソコン、スマートフォン共通ですが、使用する端末・面接ツールはアップデートで最新の状態にしておくことや、面接中にデータのやり取りが発生するかもしれないので、ウィルス対策ソフトを導入して、お互いが安心してデータのやり取りを行える環境を整えることも重要です。
急なトラブルに対応できるかも評価される
もしも面接中に端末が固まってしまったり、ネットワークにつながらなくなってしまった場合は、すぐに採用担当者に電話し、事情を説明してパソコンやネットワーク機器の再起動を行います。
事前にどんなアクシデントが発生するかを想定して、対処方法もチェックしておくと、落ち着いて対応できると思います。
WEB面接ツールで通信トラブルは付き物ですので、そのトラブルをいかにスムーズに処理できるかどうかも評価につながります。
ここではその一例をご紹介します。 WEB面接ツールを初めて使用する求職者の方も、学生の方も、ぜひ参考にしてみてください。