人事クロストーク
富永貿易株式会社
右:松本 侑三様(総務部 人材開発課/マネージャー)
中:大島 和紗様(総務部 人材開発課/チーフ)
左:工藤 穂香様(総務部 人材開発課)
自分たちの力をフルに発揮して
新しいことにチャレンジ
採用は学生と会社のマッチングを重視
Q 富永貿易の事業の特色は?
松本様(以下 敬称略):
商社事業、メーカー事業、0EM事業が当社の三本柱。商社事業は紅茶やオリーブオイルなどのグロッサリーや、ナッツ、海藻類といった原料の輸入販売を、メーカー事業はファブレスメーカーとして、さまざまな商品の企画から製造、販売まで手掛けています。メーカーとしては、清涼飲料水と酒類の自社ブランド「神戸居留地」の展開がメインです。そして、こうした事業で培ったノウハウを活かして、お客様のオリジナル商品を開発する0EM事業を行っています。このようにBtoCとBtoB両方のビジネスを手掛けている点が、当社の特色です。
大島様(以下 敬称略):
「本質的な発想で、食の価値を共創する」という当社のミッションの通り、パートナー様と協力しながら当社の強みを発揮して、質の高い商品を適価で提供しています。
松本:
大手メーカーに比べると知名度は低いかもしれませんが、品質と価格のパフォーマンスで差別化を図っています。
大島:
商品(モノ)だけでなく人も大切にしている会社なので、採用では就活生と会社のマッチングを重視しています。面接では、どんな仕事がしたいのか、どんな会社で働きたいのかをしっかり確認するようにしています。といっても質問攻めにするわけではありません(笑)。当社には経営陣を含めて気さくな人が多いので、和やかな雰囲気の中で話してもらえます。
工藤様(以下 敬称略):
私は入社1年目なのですが、面接ではあまり緊張することなく、自分の言葉で話すことができました。みなさんやさしい方ばかりで働きやすい職場だと感じたことが、志望の決め手になりました。それでも入社するまでは、「やさしそうに見えて実はこわい人かも・・・・」という不安はあったのですが、そんなことはなくイメージ通りの会社でした(笑)。
大島:
当社を志望する学生の方は、食に関わる仕事がしたいという人と、海外で活躍したいという人が半々です。ただ、実際に海外と接点を持って働いている社員は、今のところ10%?15%くらい。また、入社後はまず営業担当となるので、そういった点は事前に理解しておいてほしいと思います。
松本:
その後のキャリアは、数年で部署異動する人もいれば、私のように10年以上営業を担当する人もいるなどさまざま。2年に一度キャリアプランアンケートを実施し、それぞれの希望や適性、会社の状況を踏まえて配属が決まります。新入社員のOJTは、育成担当がアポイントのとり方や商談の進め方などについて、しっかり指導しますので安心してください。
営業は商品を“売る”だけでなく
“創る”ことも大切な役割
Q 富永貿易で働く魅力は?
大島:
当社には商品開発専門の部署がなく、営業担当も商品開発にも携われることが醍醐味。商品を“売る”だけでなく“創る”こともできるので、多くのことを吸収できます。
松本:
一人でプランを立てるというより、社内やお客様との対話を重ねながら商品化していくのが基本的なスタイルです。
工藤:
経験の浅い社員の意見も受け入れてもらえるので、自然と「良い商品をお客様に届けたい」という気持ちが湧いてきます。
松本:
確かにそういう意識はみんな持っていますね。また、社員がいろいろチャレンジできることも魅力。私は就活時の面接で「商品開発がしたい」と伝えたところ、「やりたいならやってみれば」と言われたことが衝撃で(笑)。この時の言葉通り、当社はフットワークが軽く、いろいろな状況に対して柔軟に対応する力があります。
工藤:
私が就活をしていた時は新型コロナウイルスの影響で、多くの会社の面接が延期になる中、当社はいち早くオンライン面接に切り替わり、「すごい!」と感心しました。
大島:
フレキシブルでスピード感があるのは、中規模の会社で一体感があることが大きいと思います。また、働く環境については、ワークライフバランスを大切にしています。有給休暇をはじめ、年に1度、土日を含む9日間の休暇取得を推奨していて、かなり高い割合で取得されています。育児支援にも力を入れており、育休後の復帰は100%。
最近では、お子さんが小学3年生になるまで時短制度を活用できるようになりました。このように、すべての社員が安心して働きつづけられる環境づくりに努めています。
松本:
神戸の魅力も紹介した方がいいですよね。と言っても、私は去年に東京から転勤して、コロナの影響でほとんど神戸暮らしを満喫できていないんですよ。でも、自然が近くにあるのは気持ちがいい。会社から電車でひと駅のところに住んでいるのですが、時々海岸沿いを歩いて帰ります。
大島:
趣味が登山の私としては、六甲山をはじめたくさんの山があるのが嬉しいです。
工藤:
街の中心エリアは広くないのですが、都会や下町などいろいろな顔を持っていることが魅力だと思います。自分の中でも、その時その時で好きな神戸が変わるのでいつも新鮮です。
松本:
会社があるエリアもすごく良いロケーションです。当社に関心を持ち、ミッションやスピリットに共感してくれる人と一緒に働くことを楽しみにしています。
神戸イチオシスポット
松本:
神戸は港まちなので、定番ですがメリケンパークがおすすめです。
大島:
摩耶山にある展望台「掬星台」から見る、日本三大夜景は絶景!
工藤:
神戸はおいしいパン屋さんが多く、お気に入りを開拓するのが楽しいですよ。
会社紹介
富永貿易株式会社
1923年創業の富永貿易は農産物の輸出業からスタートし、大きく成長。現在は輸出業で培ったネットワークを活かし、食を軸にした商社事業、メーカー事業、0EM事業を展開。世界各国のパートナーと協力し、食の価値の共創を目指している。日々の業務に加え、職場の環境づくりも社員が積極的に関わるなど、一人ひとりの個性や意見が反映される社風も大きな特長。
2021年11月取材時