株式会社トーホー
(左)人事部 採用・教育グループ 中村 朱里様 /
(右)人事部 採用・教育グループマネージャー 築嶋 智彦様
業界のリーディングカンパニーとして
外食ビジネスをトータルにサポート
トーホーの特長は?
築嶋様(以下 敬称略):
当社グループは、外食ビジネスを営むお客様に業務用食品の卸売をはじめ、物流・情報・ソリューションといったトータルサービスを提供する「ディストリビューター事業」、店舗形式で業務用食品を販売する「キャッシュアンドキャリー事業」、厨房機器の輸入・製造・販売や自社農園の運営などを行う「フードソリューション事業」のほか、当社のルーツであるコーヒーの製造も行っています。国内では珍しい「外食ビジネスをトータルにサポートできる企業グループ」として、業務用食品卸売業界でトップシェアを誇っています。
中村様(以下 敬称略):
大きな強みは、幅広い事業を展開していることが挙げられます。新型コロナウイルス感染症によって外食ビジネス全体が大きな影響を受けるなか、当社は医療・介護施設の配食や学校給食などへも販売先を広げたり、幅広い業態向けのプライベートブランド商品の開発・販売の強化を行ったりなど、新たなチャレンジをして対応しました。
築嶋:
こうした柔軟で迅速な対応ができたのは、グループの充実したリソースがあったからといえるでしょう。
中村:
幅広い事業を展開していることは、社員の視点から見てもさまざまな領域で活躍できるので魅力的です。
選考過程でコミュニケーションをとって
学生の方々の想いを確認
新卒採用で重視していることは?
中村:
学生のみなさんとのマッチングです。当社の事業はB to Bで、学生の方にとってはどんな仕事をしているのかイメージしづらいところがあると思いますので、企業説明会や採用ツールでしっかり説明してギャップをなくすようにしています。また選考が進む過程で採用担当者と話す機会をつくり、学生のみなさんが希望する仕事と、募集している仕事内容にズレがないか確認し合うようにしています。
築嶋:
何となく知っているつもりでも、働きだしてから「イメージしていた仕事とは違う」となるのは、お互いに避けたいですからね。当社でもっとも採用枠の大きいルート営業を例にあげると、なかにはスーツを着込んでお客様のところに行って契約を取るようなイメージを持たれる方がおられるのですが、当社の場合は営業車両を運転して飲食店様に商品を配達する仕事がメインとなります。こうしたギャップをなくして、できる限り学生のみなさんが希望する職種に配属できるよう努めています。
中村:
学生のみなさんからは、仕事内容の他に、教育体制や福利厚生について質問を受けることが多いですね。最近では、SDGsの取り組みについて聞かれることも少なくありません。みなさん本当に意識が高いなと感じます。
築嶋:
自分が生まれ育った地域に恩返しがしたいという声を良く聞きますね。決してかっこいいことを言おうとしているのではなくて、本心から言っているのが伝わってきて、私たちもいい刺激をもらっています。
中村:
当社ではそうした「食」に対する関心と熱意をもった方に来ていただきたいと考えています。また、ステップアップしてマネジメント職に就くとリーダーシップが求められるので、前向きに取り組む姿勢や積極性も重視しています。
活躍するための基礎を築き
その後のキャリア形成も支援
社員教育の特長は?
中村:
当社は充実した研修制度を整えており、特にキャリア形成で大切な若手社員の教育に力を入れています。現在は新型コロナウイルスの影響でオンライン研修がメインですが、新人・若手社員は同期とのつながりが大事なので、感染対策をしたうえで直接コミュニケーションをとる機会を設けています。また、毎年個別面談を行い、不安解消やモチベーションアップに向けたサポートも実施しています。
築嶋:
若手社員のキャリア支援についても、階層別にコミュニケーションやリーダーシップ、マネジメントなど、さまざまな研修を準備しています。その他にも業務に直結する専門スキル講座もあり、お客様への提案力を身につけることができます。
中村:
社内留学やフリーエージェント制度、公募制度などを設けて、社員の挑戦をサポートしているところも特色ですね。私も採用担当になって、会社を深く理解するために社内留学を活用して、ルート営業と商品企画部門を勉強しました。
築嶋:
フリーエージェント制度というのは、ある職種に就いて経験を積み、一定の評価を得るとFA権を獲得でき、その権利を行使して、試験に合格すれば、希望する部署で働くことが可能になるというものです。自社のことながら、いろいろユニークなことを積極的にしていますね(笑)。でも、こうした取り組みは、中村さんが言ったように確実に社員のモチベーションにつながっていると感じます。
自分らしく働きつづけられる
環境づくりに注力
トーホーで働く魅力は?
築嶋:
働く環境づくりにも力を注いでいて、その一環として男女共に育児をしながら働けるように、育児休業制度や看護休暇を設けています。さらに、育児・介護・入院後の通院治療の際に、時間単位で取得できる積立有給休暇制度を導入するなど、社員のライフステージに寄り添ってサポートする体制を整えていることがアピールポイントです。
中村:
また女性活躍推進プロジェクトを立ち上げて活動していることもあり、リーダー職に就く女性社員が増えています。こうした取り組みによって、当社は2019年から4年連続で「ホワイト500」の認証を取得しています。
築嶋:
先ほど話題に出た学生のみなさんからよく受ける質問に、「仕事のやりがいと大変なこと」もあります。私は採用担当になる前に約10年間ルート営業をしていたのですが、担当するお客様の売上が上がることにやりがいを感じていました。特に自分の提案を採用してメニュー化していただき、お店で行列ができたときは、この仕事をやって良かったという想いが湧き上がってきました。逆に大変なことは、エレベーターのないビルの上階に商品をお届けすることです(笑)。
中村:
お客様の店舗がたくさん繁盛することで、地域の発展にもつながる。こうした地域貢献も、やりがいになりますね。
築嶋:
それは間違いない。もうひとつ伝えたいのが、SDGsの取り組みです。「食を通して社会に貢献する」という経営理念を掲げている当社は、マングローブ植樹プロジェクトへの賛同や、食品ロスの削減などに取り組んでいます。
中村:
学生のみなさんはこれから本格的に就活に臨まれますが、就活は自分を成長させる貴重な機会ですので、自分の可能性や限界を決めずに、広い視野をもって活動してほしいと思います。
築嶋:
そうですね。さまざまな企業を見たうえで、当社を志望していただけると嬉しいです。私たちも、みなさんの個性と能力を発揮していただけるようがんばります。
神戸イチオシスポット
中村:
私は福岡出身なのですが、神戸はまちの近くに海と山があるなど共通点もあり、大好きです。また食文化が豊かで、おいしいお店がたくさんあるのも魅力。
築嶋:
子どもをもつ者の視点から言えば、子どもを育てやすいまちです。育児と仕事を両立させるための支援制度が充実している他、大学がたくさんあり、さらに『WE KOBE』のように自治体が就職に対してしっかり支援してくださっているので、家族が安心して暮らすことができます。
中村:
なるほど、そういう視点もあるんですね。そういったお話を聞くと、神戸で働き、自分の生活の基盤をしっかり築けるまちなんだなと思います。
会社紹介
株式会社 トーホー
「食を通して社会に貢献する」という経営理念に基づき、業務用食品の卸売を中心に飲食店をサポートするさまざまなサービスを提供し、業界トップシェアを誇る株式会社トーホー。多角的に事業を展開することで多様なニーズに対応していることが大きな特色。また、すべての社員がやりがいをもって長く働きつづけられるように、働く環境づくりにも力を注いでいる。