株式会社サンエース
(左)人財開発部 西井晴香様 /
(右)人財開発部 中村水音様
お客さま目線のサービスが
高い評価を得ている理由
「顧客サービスの追求」というテーマでお話を伺いたいのですが、
より良いサービスを提供するために
サンエースが力を入れていることはありますか?
西井様(以下 敬称略):
サンエースは、自動車修理工場さまを対象に補修塗料や工具などを販売するオートサプライヤー事業をはじめ、住宅リフォーム事業、中古マンション×リノベーションの不動産事業を展開しています。一見バラバラに見える事業ですが、実はつながりがあるんです。当社は70年以上前に塗料販売店としてスタートし、自動車の補修用塗料をメインで取り扱う専門商社へと成長しました。そして、すぐれた塗料のプロとして外壁塗装を手掛けるようになり、リフォーム事業へと発展。さらにリフォームで培ったノウハウを活かして、不動産事業を開始したんです。当社のすべての事業で重視しているのが、お客さまに満足していただけるサービスの提供です。オートサプライヤー事業では、単に商品を販売するだけでなく、付加価値を提供するように心がけています。具体的には、営業担当者が定期的にお客様を訪問し、要望や困りごとを聞いて、改善・解決に向けた提案を行っています。提案は商品に関することだけにとどまらず、お客さまの経営課題まで及ぶので、ただの営業というよりコンサルティング営業といった方がニュアンスとしては近いかもしれませんね。
中村様(以下 敬称略):
こうしたサービスを提供するためには、商品知識はもちろんのこと、幅広い知識が必要です。といっても一人の社員ができることは限られているので、事業部内の取り組みをみんなで共有し、参考にできるシステムを導入しています。また、加古川支店にAR研修センターを設置して、テクニカルアドバイザーが常駐してお客様向けの研修、社員向けの研修を実施しています。さらに、全国のオートサプライヤー5社でプライベートブランド「トップネットブランド」を立ち上げ、250品目以上のオリジナル商品を販売しており、国内で30%以上のシェアを誇っています。このサービスによって、これまで以上にお客さまのニーズに応える商品を提供できるようになりました。
西井:
リフォーム事業の特長は、お客さまのご相談から施工管理まで、一人の担当者が対応する営工一貫体制を取り入れていることです。お客さまにとっては担当者が決まっているので、いつでも気軽に相談できる安心感につながります。リフォームは人生のなかでも大きなイベントなので、このシステムは顧客満足の点で大きなポイントになっています。
中村:
また、お客さまの多様なご要望に応えるリフォームを行うために、専門的なスキルをもつ建築士やインテリアコーディネーターや大工さんといったプロの方たちと協力する体制を整えています。そして、神戸北店には兵庫県最大級のショールームがあり、実際の商品を見たり、触れたりして選んでもらえるようにしています。
西井:
お客さま目線のサービスは、不動産事業でも重視しています。新築よりも価格が低く選択肢の多い中古マンションに、質の高いリノベーションを行うことで、お客様に「中古×リノベ」という新しい価値観をお届けし、新しい暮らしにワクワクしていただけるよう、物件選びや資金計画のサポートもしっかり行っています。こうした姿勢とサービス内容が評価されて、googleマイビジネスのクチコミで5点満点中4.9点をいただいています。これはありがたいことだと思っています。
社員が自分の仕事に
自信とプライドをもっている
経営理念に「お客様第一」という言葉を掲げておられますが、
実践されていると感じますか?
西井:
はい。すべての事業部でお客さま目線のサービスを大切にしているのは、「お客様第一」という経営理念と、「皆揃って幸せになりたい」という会社の基本精神が、社員一人ひとりに浸透しているからだと感じています。
中村:
私たちも就活をするなかで、当社の経営理念と基本精神に共感して志望したんです。
西井:
当社の入社面接は、人事担当との面談に加えて、社長面接が3回あるのが特色です。それを聞いて腰が引ける学生さんもおられるかもしれませんが、和やかな雰囲気なので心配ありません(笑)。社長面接では、当社の経営理念や考え方が記された「サンエース物語」という冊子を見ながら、お互いの価値観のすり合わせを行います。
中村:
じっくり話し合いますよね。これは私の個人的な感想ですが、他社の面接では「自分に何ができるのか」を訊かれるなどテストされている印象を受けたのですが、当社の場合は「サンエースに入社して何がしたいのか」、「どんな働き方をイメージしているのか」といったことを確認して、お互いにとってプラスになる就職・採用にしようという意識が感じられました。
西井:
だから、入社してからギャップを感じることはほとんどありません。そして、社員が同じ意識をもって仕事に取り組むことは、社員のモチベーションはもちろん、サービスの質に直結しているように思います。
中村:
当社において売上目標や利益目標は、会社が発展していくための手段で、重要な要素ではあるけれど、真の目的は仕事を通じて社員一人ひとりが成長することだと明示されています。どの事業部もこの姿勢に基づいて、まず、お客さまによろこんでいただけるようにがんばっているので、仕事をしていて楽しいし、自信とプライドをもって取り組めるんです。
西井:
これはウソ偽りのない、社員のリアルな声(笑)。他社のことを詳しく知っているわけではないですが、当社のように社員が経営理念に共感している会社は少ないのではないでしょうか。就活では業界や職種に目が行きがちですが、学生のみなさんには経営理念にも注目してほしいですね。そして、当社の経営理念に共感してもらえたなら、きっと大きなやりがいを感じながら仕事ができると思います。
中村:
私も就活をはじめた頃は業界をしぼっていたのですが、途中で「何を取り扱っているか」よりも、「どのように働くか」ということの方が大切だと考えるようになりました。そうした自分の考えにマッチした会社と出会うためには、まず、自分と会社を理解することが必要ですので、その手段のひとつとしてインターンシップやさまざまなイベントに参加することをおすすめします。
神戸イチオシスポット
西井:
二人とも神戸出身で、地元愛が強いよね。
中村:
それは神戸出身者の特色。そして、街に海と山があるロケーションを好きなポイントに挙げることも共通点です。
西井:
その魅力は、実際に仕事をしたり、暮らしたりして、身近な場所になればきっと実感すると思います。私は海派で、オフの日にはよく友だちと神戸から朝霧や垂水までドライブに出かけます。
中村:
私は、実は海派でも山派でもなく、街派(笑)。特ににぎやかな三宮から落ち着いた雰囲気の旧居留地までブラブラ歩くのがお気に入りのコースです。おしゃれなカフェでコーヒーを飲みながら街を眺めていると、「今、自分は贅沢な時間を過ごしている」という満足感に浸れるのということもありますが(笑)。
西井:
その感覚はよくわかる。神戸には、何気ない時間も素敵にしてくれる魅力がありますね。
会社紹介
株式会社サンエース
サンエースはオートサプライヤーを主軸に、住宅リフォーム、不動産の3つの事業を展開。すべての事業部において、「お客様第一」という経営理念に基づいて、社員同士が協力しながら、質の高いサービスを提供していることが特長。そして、こうした取り組みを通じて、自分とまわりの人を幸せにし、社会に貢献する会社を目指している。