港建設株式会社
(左)専務取締役 福嶋博幸様 /
(右)工務部 余嶋悟奈様
「神戸に貢献」モットーに掲げ
地域に根ざした事業を展開
主な事業内容の紹介をお願います。
福嶋様(以下 敬称略):
当社は、「公共工事」、「リフォーム」、「太陽光発電」の3つの事業を展開しており、どの事業も神戸に根ざした地域密着型である点が特徴です。メインの公共工事事業では、再開発・防災・復旧などを目的とした土木・舗装・水道施設・橋梁の工事をはじめ、幅広く手掛けています。一般住宅を対象にしたリフォーム事業は、現在、エディオン様、山善様とタイアップしており、多くの受注につなげています。太陽光発電事業に関しては、自社の発電施設を有し、地球にやさしい電力を提供しています。
余嶋様(以下 敬称略):
当社の特色は、専務が言われたように、公共工事を含め大半の仕事が神戸市内という点です。ですので、建設会社でよくある遠方への転勤や長期出張はありません。私は学校で土木を学んだので、卒業後は建設関連の会社に就職しようと考えていたんですけど、たくさんの会社があるなかで当社の神戸に根ざした姿勢は志望理由のひとつになりました。
福嶋:
当社を志望してくれる新卒の方は、余嶋君のように「地元で働きたい」、「神戸の役に立つ仕事がしたい」という人が多いです。当社は地域貢献がモットーでもあるので、こうした想いがある方はやりがいをもって働けると思います。話は逸れるかもしれませんが、建設業は社会になくてはならない仕事でありながら、高齢化や人材不足という問題を抱えています。こうした社会的な問題を改善するためにも、志をもった若い方にチャレンジしてほしいと思っています。
施工管理担当に加えて
建設ディレクターも活躍
メイン事業である公共工事での仕事内容は?
余嶋:
ひと言でいえば、施工管理・現場監督です。建設会社ということで、工具をもって作業をしたり、ショベルカーを操縦したりするようなイメージをもって来る方が少なくないのですが(笑)、当社の場合はそうではありません。施工管理の役割は、作業員や現場周辺の人たちの安全を確保しながら、設計・計画通りに工事を完了させるために、スケジュール・予算・品質を管理することです。具体的には、作業を行うパートナー企業様の選定・発注、資材調達、神戸市をはじめとする関係機関との調整などさまざまです。
福嶋:
また当社では最近、新たに建設ディレクター部門を立ち上げました。建設ディレクターというのは、さまざまな場所で進行している工事を効率的に行うために人員配置をしたり、工事に関わる事務的な手続きを行うなど、後方支援を担うポジションです。
余嶋:
今までは施工管理担当者が現場での仕事とデスクワークの両方を一人でしていたので、忙しい時は大変だったんですけど、建設ディレクターさんがいることで負担が大幅に減って助かっています。
福嶋:
建設ディレクターというポジションを設けることで、業務効率化や負担軽減の効果だけでなく、建設関連の専門知識がない方でも活躍できるフィールドを広げるメリットがあります。当社はこうした体制づくりに加えて、社員育成にも力を入れているのが特長です。たとえば、建設業界の人材教育に特化した研修センターに登録していて、基礎からしっかり学べる環境が整っています。
余嶋:
私は最近、下水工事を担当していることもあり、酸素欠乏・硫化水素危険作業の研修を受けました。また、高所作業をする場合はフルハーネスの研修、夏場であれば熱中症対策の研修を受けるなど、いろいろなテーマの研修があるのでありがたいです。
福嶋:
会社的にはCADを使える人材育成も強化したいと考えています。もちろん業務で必要なさまざまな資格取得支援も力を入れています。そういえば、余嶋君はドローンのライセンスを取ったんだよね。
余嶋:
はい、1週間ほど研修を受けて取得したので、今後活用していきたいです。社員教育の特長としては、OJTがしっかりしていることも挙げられます。学校で教わることはあくまで基礎で、工事の現場によって業務内容が異なるので、OJTはすごく重要。その点、当社は経験豊富な上司や先輩が丁寧に教えてくれるので安心です。私は入社5年目でまだまだ一人前とはいえませんが、後輩に指導をする機会も増えてきました。そういう時は、自分の新人時代を思い出しながらアドバイスをしています。
充実したプライベートを送れるように
ワークライフバランスに力を入れる
ワークライフバランスの取り組みは?
福嶋:
建設業界はきびしいイメージがあり、学生のみなさんからよく質問を受けます(笑)。確かにひと昔前はそういう面もありましたが、今は業界全体で改善に取り組んでいて、当社もワークライフバランスを重視しています。そうでないと、社員が前向きな姿勢で働けませんから。
余嶋:
私も就活ではワークライフバランスに注目しました。当社の勤務は17時で終わるのが基本。上司が率先して定時で終わるようにしてくれるので、若手も帰りやすいです(笑)。また、先ほど話に出た建設ディレクターが人員配置をしてくれるので、特定の現場や社員に負担がかかることもありません。
福嶋:
有給休暇もきちんととれるように年間カレンダーを作成して、前もって休みを確保できるようにしています。みんな、ゴールデンウィークやお盆、年末年始の休みと合わせて長期休暇にして、旅行に行くなど有効活用しています。さらに今後は社内の制度を整えるだけでなく、お客様やパートナー様などと協力して、余裕のある工期設定など、より良い環境づくりに努めていきたいと考えています。
地域の人の安全・快適な
暮らしに貢献できることがやりがい
仕事のやりがい、魅力は?
余嶋:
自分の仕事の成果がダイレクトにわかるところです。公園や橋をつくれば地図に残りますし、道路舗装をすればきれいになります。そして何よりも、地元の神戸に暮らす人たちの安全・快適な暮らしにつながることが、「この仕事をして良かった」と感じるやりがいです。
福嶋:
自分の仕事にやりがいを持てるがどうかで、その人のキャリアは大きく変わってきます。その点、当社は「地域貢献」というブレない軸がある。些細なことのように思えるかもしれませんが、経験を積み成長していくための大きな要素だと思います。もうひとつ魅力を付け加えるなら、モノづくりのワクワク感を味わえること。こう言うと語弊があるかもしれませんが、個人的には子どもの頃に砂場で山やトンネルをつくった延長線上にあるように感じています。もちろん遊びと違い仕事には責任が伴いますが、大きな責任があるからこそ、より大きな達成感を得られるんです。こうした喜びをこれから入社する方にも感じてもらいたいですね。当社が求める人物像や条件は、特にありません。学校で関連する勉強をしていなくても大丈夫。建設の仕事や当社に興味のある方、そして神戸で働き、地域に貢献したいという想いがある方は、ぜひチャレンジしてください。
神戸イチオシスポット
福嶋:
神戸の魅力といえば、都市部と自然がうまくまとまっているところでしょう。買い物も、レジャーも行きやすいですよね。
余嶋:
そうですね。ただ、私的にはグルメを推したいです(笑)。南京町があるので中華のイメージが強いですが、粉ものもソウルフードのひとつ。私は長田に住んでいるので、そばめしが大好物です。
福嶋:
確かに、そばめしはおいしい。お気に入りのスポットは、迷わずメリケンパークです。なぜなら、神戸開港150周年の一環として実施されたメリケンパークの改修工事を当社が手掛けたから。仕事で煮詰まった時には散歩をして気分転換をしています。若手社員も同じようにメリケンパークに足を運ぶ人は多いよね。
余嶋:
メリケンパークは多くの人の憩いの場になっていますね。自分が携わった仕事が多くの人に喜ばれていることを実感できるのは本当に嬉しいです。
会社紹介
港建設株式会社
港建設株式会社は「公共工事事業」をメインに、「リフォーム事業」、「太陽光発電事業」を展開している。大きな特徴は、地元である「神戸に貢献」をモットーとした、地域密着型の姿勢。県外への転勤や長期出張はなく、神戸に思い入れのある社員が施工管理担当や建築ディレクターとして活躍している。未経験者も積極的に採用。