生活協同組合コープこうべ
権藤 茜 様 地域活動推進部
住みたい街のイメージと
重なった神戸での暮らし
風情があって適度に都会、
理想の場所で就職できた
就活では勤務地のこだわりはありませんでした。東京の大学に通っていたので東京も視野に入っていましたし、海外でもいいかなと思っていたくらでいす(笑)。ただ、私が就活をしていた頃はリーマンショックの影響が残っていて、3月には東日本大震災が起きたこともあり、「人の内面を豊かにする仕事」に就きたいという思いがありました。
はじめはインフラや教育関係の企業などを検討していたのですが、東京で開催された企業合同説明会でコープこうべに出会ったんです。生協は小さい頃から利用していて身近な存在でしたし、利益を追求するのではなく、地域の暮らしの向上を目的とする組織のあり方に関心をもちました。そして、コープこうべは生協のなかでも規模が大きく、「ゆりかごから墓場まで」といわれるように人の一生に関わる多様な事業を展開しているところに惹かれました。自分の性格的にもひとつの部署で働きつづけるよりも、いろいろな部署を経験できる方が合っていると思い就職を決めました。
ですので、神戸で働きたいから移住したというより、就職したい組織が神戸にあったというのが正直なところです(笑)。でも、もともと働くなら風情があって適度に都会なところがいいなと思っていて、港町に憧れもあったので結果的には最高の選択でした。
オープンマインドな人が多く
すぐに職場に馴染めた
知らない土地に移り住むこと自体に不安はなく、期待感が大きかったのですが、関西に対する勝手なイメージがあったのは確かです。たとえば、阪神タイガースの熱狂的なファンばかりで、常にチームの勝敗をチェックしておかないと話題に入れないんじゃないかとか(笑)。もちろんそんなことはなく、神戸にはオープンマインドな方が多くて職場にもすぐに馴染むことができました。オープンマインドな人が多いのは、いろいろな国や地域と関わりがある港町の文化が影響しているのかなと思ったりします。
困ったことといえば、地名やエリアの位置関係がわからなかったことですね。就職してしばらくの間は、組合員さんと話している時にエリアの話になるとまったく内容がわからかったので、地図を買って自宅の壁に貼って覚えました。
それからもう10年以上神戸で暮らしていますが、本当に素敵な街だと思います。たくさんある魅力のなかでも、個人的においしい魚を食べられることははずせません。買い物に行って「兵庫県産」と書いてあるとテンションが上ってついつい買ってしまいます。
私の場合、移住するからといって念入りに準備をしたわけではないので適切なアドバイスはできませんが、今は引っ越してから何か足りなくてもどうにかなる便利な世の中なので、あまり身構える必要はないと思います。
「組合員さんのため」という
ブレない軸が仕事のやりがい
私が所属する地域活動推進部は生協ならではの部署で、主に組合員さん(一般の消費者)の会議の企画・運営などを行っています。会議で地域にどんな課題があり、それに対してどうやって解決していけるか話し合い、企画関連の部署や店舗、協同購入センターなどと連携しながらかたちにしていきます。裏方の仕事ではあるけれど、なくてはならない役割なので日々身が引き締まる思いです。
日々の業務のなかで判断に悩むことはありますが、生協には「組合員さんのため」というブレない軸があるので、やりがいをもって働いています。
神戸イチオシスポット
北野や旧居留地周辺の洋館はとても好きですね。神戸には観光名所の洋館だけでなく、雑貨屋さんなどのショップが入った小さな洋館やレトロなビルなどがたくさんあので、街散策をすると楽しいです。
また、宝塚歌劇団にハマっていてよく観に行くのですが、神戸から劇場に向かう電車の中でワクワク感が膨らむ時間もセットで大きな楽しみになっています。
会社紹介
コープこうべ
1921年に創業した「コープこうべ」は、地域社会のインフラ的な存在として、宅配事業や店舗事業をはじめ、電力事業、福祉事業など、さまざまな事業を展開。そして、次の100年を見据え、社会のニーズに応じた多様なサービスの提供を目指している。このビジョンを実現するためコープこうべでは現在、「地域や暮らしの課題解決に向き合い、挑戦する意欲や向上心を絶やさず頑張ってくれる人材」を求めている。