ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2024年9月 > 片山工房の日本展 IN NAGATA-アメリカ ロサンゼルス展の再燃-の開催

片山工房の日本展 IN NAGATA-アメリカ ロサンゼルス展の再燃-の開催

ここから本文です。

記者資料提供(2024年9月11日)
長田区総務部地域協働課
長田区では、身近な場所で音楽やアートに触れる機会を増やすとともに、長田で展開する多様な芸術活動を支援しています。
長田区を拠点に障害者のアート活動を支援する片山工房は2023年9月から約3ヵ月間、ロサンゼルスで展覧会を開催しました。障害者とアートと福祉を軸に独自性のある日本の芸術文化を発信し、来場者は約1,000名に上り、日本の全国放送で取り上げられるなど大きな反響がありました。
このたび、共生社会への理解や芸術との交流の促進を目的に、ロサンゼルスでの展覧会に出展した作品を中心に片山工房利用者総勢37名の作品を一斉に展示する展覧会を開催します。好きなものをつくる人達の、のびのびとした自由な作品をぜひ体感ください。

開催期間

2024年11月5日(火曜)~13日(水曜)
10時00分~19時00分
(10日及び13日は17時00分まで)

会場

新長田合同庁舎1階 神戸生活創造センター 展示ギャラリー

主催

特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房

共催

長田区
兵庫県立神戸生活創造センター(指定管理者:大阪ガスビジネスクリエイト株式会社)

後援

神戸市、神戸市教育委員会

入場料

無料

関連企画 

長田区内の中学校の美術部生徒が片山工房を訪問し、施設内の見学や代表の新川修平さんと語り合うプログラムを実施します。

時期:2024年10月下旬

片山工房展覧会 IN ロサンゼルス(2023年)の様子

r1      r2   

片山工房とは

1993年から長田区にて前身となる障害者小規模作業所として活動を開始し、2003年から小規模作業所の名称を「片山工房」とし、障害者のアート活動支援を主軸に置いた活動を行っています。
障害のある方々に、アート(表現)が、自己の持っている能力を最大限に活用できる手法と捉え、一人一人のやりたいこと、想いを一つずつ、「カタチ」にしていけるように取り組み、常に『人が軸』を第一義に考えながら、活動を続けています。障害のある方一人一人の感性により自由に表現される作品はユニークかつ斬新で、作品の質も高く、スターバックス店舗へ作品が常設展示されるなど、活躍の場が広がっています。

〇受賞歴
2010年 ユニバーサル社会づくり賞 ひょうご推進会議会長賞 団体部門 受賞
2019年 神戸市文化活動功労賞 受賞
2020年 神戸長田文化特別賞 受賞
2023年 神戸市市民福祉奨励賞 受賞

〇出展歴
2013年 兵庫県立美術館 片山工房の作品展 設立10周年記念
2018年 スターバックス 三宮磯上通店・阪神甲子園駅前店
2018年 神戸市役所2階 市民ギャラリー 片山工房の作品展 設立15周年記念
2021年 神戸市・株式会社阪急オアシス連携協定事業第2弾 
    阪急オアシス三ノ宮オープン展示「つながるアート」
2023年 片山工房展覧会 IN ロサンゼルス 設立20周年記念
    (ジャパンファウンデーション(国際交流基金)共催)

片山工房の取組みに関するお問い合わせ

特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房

TEL:  078-646-8177  FAX:  078-646-8178 Mail: katayama@kobe-katayama.com

出展アーティスト プロフィール(一部)

湯井 亮 / Nukui Ryonuku1
片山工房で2014年から活動する。大好きな乗り物への気持ちにはブレがない。描く姿はゆったりと、線と色を丁寧に描く。完成した作品には、たくさんの「好き」という気持ちがあふれている。その気持ちに応えるように、描いた乗り物はどれも、凛とした姿で洗練されている。     






nuku2
湯井 亮 参考作品


小田 浩之 / Oda Hiroyukioda1
片山工房で2021年から活動する。雑誌の写真を見て、自分の描きたい構図をぱっと捉えると、画用紙はあっという間に輪郭線でびっしり埋まり、次々に細部まで隙間なく色を塗っていく。創作中の筆の音のみが微かに聴こえていたかと思うと、「できたー!完成!」と威勢のいい声と満面の笑みが高らかにひろがる。女性たちをピンクや赤といった華やかな色で描き、写真よりも、より生き生きと表している。     

oda2
小田 浩之 参考作品


佐田 かおり / Sada Kaoris2
片山工房で2005年から活動する。あふれるエネルギーをぐっと集中させて、自分の顔、お気に入りの花、大好きな人たちを描く。作品は太陽のような、彼女そのもののようである。人が大好きな、かおりさん。     

s1
佐田 かおり 参考作品


澤田 隆司 / Sawada Takashisawa1
片山工房で2003年から活動する。「自ら使えるところは使う」ことを信念に、右足での創作活動が始まった。当初は筆を足に挟んで書を書いていたが、もっと壮大な作品を描くことが自己表現と考え、右足でコップに入れたペンキを蹴り、キャンバスに流すという「フット技法」を考案。100枚近い作品を残す。2013年他界、今もなお、作品が全国を飛び回り、澤田の存在感が年々増していく。     

sawa2
澤田 隆司 参考作品


深田 隆 / Fukada Takashifu1
片山工房で2003年から活動する。頭筆法(ヘッドギアに筆をつけて描く手法)は、パソコンのキーを押す動作からヒントを得て、現在に至る。 絵や書を描くことは「空が飛べ、爽快な気持ちになる」と語る。常に新しいものを求め、デッサン画や書、油絵、詩など創作の幅が広い。一枚の絵を仕上げるまでには、最低3カ月を費やす。革命的だが、継続し、自己のペースで進むスタイルが逸品を生んでいる。     


fu2
深田 隆 参考作品


出展アーティスト紹介一覧はこちら
http://studio.kobe-katayama.com/member