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大学都市神戸の未来を拓く新プロジェクト  「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト」がスタート

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記者資料提供(2024年5月22日)
大学・教育連携推進課
 一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム(事務局:神戸市、代表理事:髙士薫)、株式会社モリサワ(本社:大阪市、代表取締役社長:森澤彰彦)、神戸市(市長:久元喜造)、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(本部:東京都港区、学長:田中里沙)の4者は、神戸市域が抱える課題解決を目指し、産官学共創による「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト」をスタートします。

記者会見(集合)
2024年5月21日 神戸市内にて合同記者会見を実施。(左から)神戸市企画調整局部長(大学連携推進担当)中野善文、学校法人先端教育機構 学監 川山竜二、株式会社モリサワ 代表取締役社長 森澤彰彦、一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム 代表理事 髙士薫

1.概要

「選ばれる大学」へ。大学経営改革を牽引する人材育成プロジェクト

 文部科学省では今年度より中小規模の私立大学の経営改革支援を開始するなど、急速な人口減少、少子化の進展によって、大学の経営環境が厳しさを増しており、大学運営を担う職員の資質向上は喫緊の課題です。一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム、株式会社モリサワ、神戸市、事業構想大学院大学の4者は産官学共創プロジェクトとして、プラットフォーム参画の市内大学を対象に、大学経営改革を牽引できる人材を育成する「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト」をスタートしました。
 このプロジェクトによるプログラムの展開を通じて、大学経営に関する高い専門スキルを持った大学職員を育成し、大学経営の高度化、ブランディングによる大学の魅力の充実化を図り、多くの受験生等に選ばれ、地域社会に新たな価値を創出する大学づくりにつなげ、神戸市域の持続可能な地域社会への貢献を目指します。
 事業構想大学院大学は、社会人を対象に知の実践研究・教育を行う高等教育機関であり、本プロジェクトのカリキュラム開発や実施、研究員の研究指導を担います。
 株式会社モリサワは、コンピューターで扱うためにデジタル化された書体である「フォント」のリーディングカンパニーで、本プロジェクトの趣旨に賛同し、大学との連携強化および地域貢献を目的に参画しました。フォントメーカーとして自社資源を活用した研究支援を行います。

企業版ふるさと納税の活用

株式会社モリサワから神戸市へ企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の寄附が行なわれました。「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト」は、本寄附金を財源に運営します。

各位よりコメント

髙士 薫 氏
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム 代表理事 髙士 薫

 18歳人口の急速な減少など、未来を担う人材育成の拠点である大学を取り巻く環境変化が加速する中で、複雑高度化する大学の管理運営をリードする高い専門性を持った人材の育成は急務であり、当プラットフォームの使命であると考えています。本プログラムは大学の経営幹部候補者の人材育成を体系的・効果的に実現するものであり、単独の大学では実施が難しいプラットフォームならではプロジェクトです。受講された大学職員の皆様が神戸地域の活性化に貢献いただくことを大いに期待しています。

森澤 彰彦 氏
株式会社モリサワ 代表取締役社長 森澤 彰彦

 モリサワは、より多くの人にとって読みやすく設計された「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」を開発・提供しているフォントメーカーで、可視性・可読性の研究報告も実施しています。共生社会向けた活動に貢献するUDフォントなどを活用し、「情報のユニバーサルデザイン」や「地方創生」、「SDGs」を推進する活動を全国の自治体と取り組んでまいりました。本プロジェクトへの支援を通じて、神戸市様と共に新たなノウハウを築き、相乗効果を発揮していきたいと考えております。

中野 善文 氏
神戸市企画調整局部長(大学連携推進担当) 中野 善文

 神戸市は、特色ある教育を展開する23もの大学が立地し、約7万人の大学・短期大学生が学ぶ全国屈指の大学都市です。高度な教育・研究力を有する大学は、地域経済社会を支える基盤として、重要な役割を担っていただいています。人口減少・高齢化による人材不足が加速し、課題の多様化・複雑化も進む中で、豊富な教育・研究資源を有する大学への期待は高くなっています。株式会社モリサワ様よりいただいた寄附を財源に実施する今回の取り組みは、神戸市にとって非常に重要な取り組みであると認識しております。事業を通して、市内の大学職員の事業構想力と実践力を高め、大学経営改革を牽引する人材が育成されることを期待しています。

川山 竜二 氏
学校法人先端教育機構 学監 川山 竜二

 大学は、18歳人口の減少だけでなく私立学校法改正、学校法人の合併など激動の時代を迎えています。本法人では、文部科学省「持続的な産学人材育成システム構築事業」の中核拠点やリカレント教育の研究に取り組んできました。神戸市は、東京23区、京都市、名古屋市に次いで大学が集積している自治体です。大学は常に社会の中にある機関として、社会から積極的に知を取り入れることが求められています。神戸市にある大学が地域社会のニーズを取り込むことで大学だけでなく地域そのものも活性化するはずです。本プロジェクト研究では、産官学の知見を用いながら大学の価値向上に取り組んでまいりたいと思います。

プロジェクト概要

(1)プロジェクト名
 神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト
(2)実施期間
 2024年6月~2025年4月 全20回・各回約4時間
(3)実施会場
 産官学連携交流拠点「KOBE Co CREATION CENTER」
 神戸市中央区三宮町1丁目9番1号(センタープラザ9階)およびオンライン
(4)参加対象者
 プラットフォームの参画大学の大学職員
 自大学の大学経営の意思決定に携わる職員もしくはその職員が推薦する職員
 受講内容を学内で広く啓発し、実践いただける方
(5)担当教員
 川山竜二
 学校法人先端教育機構 学監/事業構想大学院大学 客員教授
 社会構想大学院大学 教授・研究科長/社会構想研究所 所長

2.問い合わせ先

一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム
E-mail:info@kobeplatform.or.jp