提言書
未来都市創造に関する特別委員会は、2020年6月に市長に対して行った提言「2050年を見据えた神戸のまちづくり」での指摘を踏まえ、新型コロナウイルスがもたらす「ニューノーマル(新常態)」に対応したまちづくりに向けて様々な課題を調査してまいりました。
当委員会では、新型コロナウイルス感染症を契機とした都市空間のあり方などについて調査・委員間での討議を行い、「感染症を契機としたまちづくりの方向性について」「持続可能な社会の構築について」の2つの柱について計23項目にわたる提言書「ポストコロナ時代に適合した持続可能な神戸のまちづくり」をとりまとめました。
提言書「ポストコロナ時代に適合した持続可能な神戸のまちづくり」(PDF:669KB)
提言に関する各委員の意見表明(PDF:1,678KB)
市長への提言書の提出(2021年4月26日(月曜))
提言書ができるまで
2021年の委員会の運営方針
感染症に強いまちづくりなどについて調査・討論する
- 新型コロナウイルスによる働き方やくらしの変化
- 三宮再整備や関連事業のコンセプトの再検証
- 気候変動への対応・持続可能な開発目標の達成
2020年度における未来都市創造に関する特別委員会の運営(PDF:353KB)
参考人からの意見聴取
健康危機の管理、データ利活用、都市空間、都市交通に関する参考人から
専門的な意見を聴取しました。
- WHO 健康開発総合研究センター医官 茅野 龍馬氏「新しい三宮に推奨される新しいコンセプト ~感染症対策の視点から~」
- アクセンチュアイノベーションセンター福島 センター共同統括 中村 彰二朗氏「Smart Cityによる自立分散社会の実現へ」「市民・地域主導によるデジタルイノベーション」
- 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授 羽藤 英二氏「神戸をもう一度つくる」
- 早稲田大学理工学術院社会環境工学科 教授 森本 章倫氏「New Normal時代(アフターコロナ)の新しい都市計画の展望」
委員(議員)の意見表明
本委員会に所属する委員(市会議員)15名が課題意識に基づき、ポストコロナのまちづくりのあり方について意見を表明しました。
委員間の討議
委員が提言のとりまとめについて、3日間にわたり、約5時間30分におよぶ委員間での討議を行いました。
提言書の主な内容
データ・新技術などを活用したまちづくりへの提言
デジタルデータを活用したスマートシティについて、個人情報に配慮し、市民理解を最優先としたうえで進めていくことなどを提言しました。
都市交通ネットワークのあり方に関する提言
コロナ禍における交通手段の多様化に対応した総合的な交通体系の構築などを提言しました。
都市空間のあり方に関する提言
リモートワークの拡大に対応したまちづくりや三宮再整備の再検証など神戸の魅力向上について提言しました。
持続可能な社会に関する提言
エネルギー消費を減らすまちづくりや低炭素社会などについて提言しました。
市民報告会の開催(中止)
市長への提言内容等を、広く市民の皆さんに知っていただけるよう市民報告会を開催予定でしたが、中止になりました。