教職員が心身の健康やゆとりある時間を確保するとともに、一人一人の子供に寄り添った質の高い教育を提供することができるよう、「令和の時代における学校の業務と活動」として、時代にふさわしい働き方に見つめ直す取り組みを進めています。
学校業務の見つめ直し
学校や教育委員会事務局で行ってきた業務や活動では、本来の目的に立ち返り、「これまでの当たり前」の見つめ直しを行っています。
主な取り組み
学校行事のあり方(入学式・卒業式・音楽会・運動会等)
- 式典等の学校行事については、過度な練習や演出等を抑える。
- 音楽会については、難易度の高すぎる曲の選曲を控え、過度な練習を抑える。
- 運動会については、熱中症対策等の観点から午前中の開催を基本とする。
学校だより等の統合
- 分かりやすい情報発信のために、学校・学年・学級だよりを統合する。
学校生活のスケジュール
- 朝の学習や昼休み、清掃、部活動等の1日の時間配分を見直す。
- 時間配分を見直したうえで、中学校の完全下校時刻は17時を目安として設定する。
児童生徒の見守り体制の見直し
- 登下校時の学校外における安全確保を地域・保護者の協力により行う。
- 放課後や夜間など学校教育外の出来事は原則として保護者対応となることを家庭と共有する。
給食費の徴収・管理業務の事務局への一元化
- 給食費の公会計化に伴い、徴収・管理業務を事務局に一元化する。
一部の教員に業務が偏らないように
一部の教職員に業務が集中することのないよう、業務の偏りを是正し、役職や職種に応じた業務の標準化を行っています。
主な取り組み
教頭業務の偏りの是正
開錠・施錠など教頭が本来担うものではない業務について、校内での分担を見直す。
主幹教諭の役割・職務の明確化
学校全体の円滑な職務遂行を図るため、教職員のリーダーとしての役割を明確にする。
地域・保護者の皆さまへのお願い
学校を取り巻く社会環境が大きく変化している中で、保護者の皆様、地域にお住まいの皆様と学校が、お互いに連携して子供たちの学びや成長を支えていくことが大切です。現在の学校の状況等にあらためてご理解いただき、教員の長時間勤務の解消に向けた取り組みへのご協力をお願いします。
学校の働き方改革のための取組状況調査
文部科学省が各教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況の調査結果を取りまとめていますので以下リンクよりご確認ください。
参考資料
「令和の時代における学校の業務と活動」
2020年1月「神戸市立小中学校における教育活動等について(方針)」
神戸市立小中学校における教育活動等について(方針)(PDF:371KB)
2019年3月「神戸市立学校園働き方改革推進プラン」
文部科学省のホームページ