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三宮図書館と神戸文化ホールが生まれ変わります

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記者資料提供(2024年5月23日)
文化スポーツ局

 三宮の再整備と合わせて2028 年中に新たな三宮図書館と神戸文化ホールという2 つの公共空間が開館しますので、その概要についてお知らせします。

1.三宮図書館

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(10階)

(1)施設概要
 コンセプトは「美しい知と情報のゲートウェイ」。神戸の玄関口にある図書館として、通常の地域図書館機能に加え、都心三宮にあるという立地から、【働く世代】をメインターゲットに、約11 万冊という蔵書を備えた図書館として、新たな興味を引き出す本との出会いを演出します。
 神戸に住む人だけでなく神戸を訪れた人が、本を通して神戸の自然や街の魅力に出会えるテーマコレクションを作ります。また、図書館と文化ホールとがつながっていることから、ホールの来場者が来館し、舞台や音楽に触れた経験をさらに深められるような本を
収集し配架します。
(2)デザインの特徴
 竹籠などの伝統工芸を模した、特徴的な籠状の意匠に包まれた空間とします。木材を使用した籠目が、自然のぬくもりある雰囲気を創出するとともに、森林資源の有効利用にもつなげます。アーチ状の天井と親和性の高い動線デザインによってさまざまな情報が
詰まった知的空間へと導きます。

2.神戸文化ホール
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(大ホール)

(1)施設概要
 コンセプトは「新たな価値を創り出す芸術文化創造拠点」。約1,800 席の客席数を有し、オペラ、ミュージカル、バレエ、オーケストラなどの本格的な舞台芸術の上演を始め、講演会・式典等にもお使いいただける大ホールと、区民ホールとして集会等に利用可能で、かつ様々な演出を伴う本格的な舞台芸術作品の上演にも対応可能な約270 席の小ホールを備えています。その他、創造支援のための諸室としてリハーサル室や小練習室も設置しています。また、ホワイエは広々とした吹き抜け空間とし、それを囲うようにカフェや自由な発想で使用できる空間を設け、最新技術を使ったアート作品の展示など
を行い、催し物のない日も誰もが訪れ常に賑わいが創出される空間を作ります。
(2)デザインの特徴
 ホール内部はアースカラーを基調としたデザインであり、波板状の壁が劇場としての豊かな空間イメージや音響性能を生み出します。2・3階席のサイドバルコニー先端を舞台に向けて伸ばし、舞台と客席の一体感を生み出します。天井は六角形の格子のデザインとなっており、これらのデザインは世界に誇る建築家・坂茂(ばん しげる)氏が手掛けています。
(3)今後の予定
 大ホール・小ホールは、隣接して整備予定としている中ホール(約700 席)と一体的に運用することとしており、一体運用を前提に整備基本計画を策定しています。大ホール・小ホールの概要を踏まえ、中ホールの計画を具体化するため、整備基本計画の改定に向けた検討委員会を開催します(2024 年度)。

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(三宮図書館、新・神戸文化ホール整備予定地)