2018年3月にスポーツ庁が策定した「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」に則り、2018年5月に「神戸市立中・義務教育学校部活動ガイドライン」(以下「本ガイドライン」という。)を策定しました。
本ガイドラインは、部活動が成長期の生徒にとって、安全・安心でバランスの取れた心身の成長を促すものとなり、また、顧問教員にとっても多忙化の解消が図れるよう、学校が適切な部活動の運営を行うための指針とします。
内容
- 部活動の意義・目的
部活動は、心身の成長が著しい生徒が自らの興味や関心等を深く追及し、それぞれの個性や能力を主体的な取組によって伸長したり、学年や学級の枠を超えて、仲間と切磋琢磨しながら、励ましたり協力したりする中で、社会性や人間性を育むという人間形成に資するものである。
- 適切な運営のための体制整備
本ガイドラインに則り、校長は学校の教育活動との関連を考慮し、毎年度「学校の部活動に係る活動方針」を策定し、学校ホームページ等の掲載により公表するとともに、その運用を徹底する。
- 適切な指導の実施
成長期の生徒がバランスのとれた生活を送ることができるとともに、顧問教員の多忙化解消の観点を踏まえ、以下の基準とする。
- 週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日に1日、土・日及び祝日に1日以上)
- 1日の活動時間は、平日では長くとも2時間、休業日では長くとも3時間とする。
- 始業前の早朝練習については、特段の事情がある場合を除き、原則行わないものとする。
- 指導力の向上に向けて
指導者は、各競技種目の特性を踏まえた合理的かつ効率的・効果的な活動を実施し、技能や記録の向上を図る。
- 教育委員会の取組
指導や体制等の検証を行い、適切で効果的な部活動の在り方を検討し、適宜ガイドラインの見直しを行うとともに、部活動指導員を積極的に任用し、学校の実情を踏まえて配置する。
神戸市立中・義務教育学校部活動ガイドライン(PDF:5,519KB)